AKB48チームBの千秋楽公演が23日、東京・AKB48劇場で行われた。

 この日をもってNMB48に移籍するキャプテン梅田彩佳(25)藤江れいな(20)市川美織(20)、SKE48に移籍する大場美奈(22)山内鈴蘭(19)、AKB48との兼任が解除されるNMB48渡辺美優紀(20)を送る会も兼ねたステージだった。アンコールの「タンポポの決心」では、藤江らメンバーが涙を流した。

 公演の最後には、メンバー23人が1人ずつあいさつし、チームBでの活動を振り返った。

 小嶋陽菜(26)は「私は、チームBを離れたくないです。チームAになると、新しい公演を覚えなきゃいけないから…」と爆笑を誘った。さらに、「半分、冗談です。兼任メンバーや、新しく一緒のチームになったメンバーを見て、私ももうちょっと頑張ろうっと思いました。今まで絡むことがなかったメンバーとも話すことができて、公演で刺激を受けることができました。今後ともがんばりますので、よろしくお願いします」と話した。

 島崎遥香(20)も、独特なトークで笑いを誘った。

 「チームBは柏木さん、みるきー、鈴蘭と、3大釣り師がそろっていたので、私にとっては厳しいものがありました。柏木さんの踊りを隣で盗み見しながら、ああすごいと思って、やってみようと思ったんですけど、向いてないと思って、やめました。梅田チームB、大好きです」

 さらに、AKB48から離れる6人が次々とあいさつした。

 渡辺美

 約2年間兼任させていただいて、楽しい思い出がいっぱいあります。すてきなメンバーと、スタッフさんと、ファンのみなさんに出会えたことが宝物だなと思っています。NMB48に移籍するメンバーたくさんいますし、私が迎え入れてもらった分、今度は迎え入れたいなと思います。

 市川

 すぐ泣いちゃう~(号泣)。今まで私は、先輩とか、後輩にまで甘えてきた人なので、これからは、後輩しかいないNMBで、甘えていくんじゃなくて、影響を与えられる人にならなきゃいけないなと思ったんですよ。ここにいるたくさんの先輩から学ばせていただいたので、みなさんの優しさとか、経験とかを、伝えていけるように。私の背中を見て、誰かが学んでもらえるような人になれるように、頑張ります。そして、NMB48でレモンになって、「おお、なったな」って言われるように、頑張りたいと思います。

 大場

 私はチーム4のキャプテンだったんですけど、全然ダメダメで、チームBで、チームってこうやって作るんだって学んで、梅田キャプテンを本当に尊敬します。先輩とも後輩とも仲良くなって、梅田チームBは、私の人生の中でちょっとした変わったきっかけになりました。本当に感謝しています。これからは名古屋に行ってしまいますが、まあ、1時間半の距離なので、みなさんすぐ来れますよ!

 新幹線代の分は後悔させないくらい、頑張ります。これからもよろしくお願いします。

 山内

 チームBになって、先輩に負けたくないという気持ちがすごく強くなりました。SKE48チームSに移籍するんですが、新幹線で名古屋に行く時、すごくおいしいお弁当を見つけたんです。ひつまぶしおにぎり。980円。そのまんまなんですけど。それを食べながら名古屋に来て下さい!

 藤江

 13歳からAKB48で活動してきて、研究生、チームA、K、Bって順番に経験してきて、次組閣があったら、チーム4になるのかなって思っていたら、NMB48チームMに移籍で、びっくりしました。今の私に足りないのはトーク力だと思っているので、チームMはトーク力のあるメンバーがそろっていて、個性豊かなので、埋もれないようにグイグイ上にあがっていきたいなと思っています。8年間頑張ってきたこと大切に持ちながら、NMB48になる藤江れいなをこれからもよろしくお願いします。

 梅田

 私は、まとめたりするよりも、端っこにいるのが好きなタイプでした。みんなにすごく育ててもらったキャプテンだなと思います。昨日はNMB48のチームB2も初日を迎えて、メンバーもすごくがむしゃらで、前を向いていて、楽しみです。8年前の4月1日にここのステージに立って、ここから始まるんだなって思って、いつしか5大ドームツアーもできるようになって、AKB48はたくさんの方に支えられてきたんだなと思います。ステージに立てるということがある限り、私はそこに立ち続けたいです。横に立っているメンバーがキラキラしているのを見ながら。梅田チームBのメンバーはこれからいろんなチームに行きますが、応援よろしくお願いいたします。

 最後は昨日卒業した元チームBの野中美郷(23)も加わり、「前しか向かねえ」を24人全員で披露して、締めくくった。

 グループ大組閣で決まった新体制のチームB初日公演は、28日に開催される。