AKB48渡辺麻友(20)らが21日、東京・アキバプラザで行われた大丸・松坂屋の「AKB48コラボおせち」発表会に出席し、小嶋陽菜(26)の「年内在籍」を願った。

 AKB48最年長の小嶋は、ファンやメンバーの間で、「いつ卒業発表してもおかしくない」と言われているが、渡辺は「(小嶋の卒業は)まだ大丈夫だと思います。小嶋さんと一緒に(正月の)おせちを食べたい」と、少なくとも年明けまでの在籍を願った。出演者たちもうなずいた。

 また、小嶋は17日に東京・日本武道館で行われたAKB48の第5回じゃんけん大会で準優勝し、「優勝したらそのまま卒業しちゃうかと思った」と話していた。これを受けて、渡辺は「もし優勝していたら、90%くらいで卒業していたと思います」と明かした。

 じゃんけん大会の会場では、11月26日発売のAKB48の最新シングル(タイトル未定)の選抜メンバーが発表され、HKT48宮脇咲良(16)が渡辺とともにダブルセンターを務めることが初めて知らされた。渡辺は「宮脇咲良ちゃんと同じセンターで、今日ここにいるメンバーをはじめ、若手のメンバーがたくさん選ばれました。新しいAKB48の時代を作り上げていきたい」と意気込んだ。

 宮脇と同じ鹿児島出身の柏木由紀(23)は「咲良ちゃんはザ・アイドルみたいな感じで、ひたむきに努力を積み重ねてきた子なので、そういう子が報われてよかった。それに、同期の麻友が一緒にセンターなので、個人的にもうれしい。私は2人を陰ながら応援していきます。もう年齢も上なので」とコメント。渡辺からは「(陰ながらじゃなくて)まだまだ前に出て」とジェスチャーされた。

 この日は、加藤玲奈(17)向井地美音(16)大和田南那(15)も出席。自らがアイデアを出したおせちメニューの解説をした。加藤がたけのことカズノコを間違える場面もあった。

 「AKB48コラボおせち」プロジェクトは、若者の和食離れに対する取り組み。AKB48のメンバーが体当たりでおせちについて勉強し、メニューのプロデュースなどをした「AKB48あけおめおせち」「AKB48ことよろおせち」の2種類を販売する。全国の大丸、松坂屋などで、10月1日から予約を開始する。