宗教団体「幸福の科学」への出家を理由に、所属事務所を独立すると宣言した女優、清水富美加(22)。騒動発生から約1週間後、昨年4月からレギュラー出演していたフジ系「にじいろジーン」の降板が決まり、発表された。

 ほかにも続々と番組終了や、降板が決まっていく。この急展開には、清水の“頭の良さ”が関係しているのでは? という意見を多く耳にした。

 「にじいろ-」を制作する大阪・カンテレのスタッフは、事務所からの申し入れを受けて降板にいたった説明とともに「人柄が好評だっただけに、このような結果になり、残念です」と付け加えた。

 今回の騒動について、清水の素顔に触れた在阪の関係者も一様に驚いていた。「いつも元気で明るくて、頭がいいというか、気づかいのできる子だなっていう印象だった」と言う印象を語る人が多い。

 頭がいい-というのは、勉学の意味ではなくて、何を求められているのかを瞬時に理解する頭の回転の速さ。別の関係者も「周りが見えている子」との認識だったという。大阪のスタッフにも温かく迎えられ、十分になじんでいたようだ。

 「にじいろ-」をめぐっては、清水から「酒の臭いがした」との証言があったと報じられると、番組側は即座に「そういった事実は確認したことはありません。今年に入ってからの生放送も、いつも笑顔で元気でした」と否定した。

 朝の番組だけに、集合は早朝。たまにはお酒の抜けない日もあるかもしれない。実際、清水を知る関係者によると、清水はお酒が好きなタイプのようではある。それでも、少なくとも、放送での清水にそんなイメージはなかった。

 周囲への気づかいができて、自らを客観視する能力が高く、そして純粋だったからこそ、現状の苦悩、将来への不安と、そして、大きく傾いていく気持ちに歯止めをかけることはできなかったのではないか-。

 清水と触れ合ったあるスタッフの言葉だ。まさにその通りかもしれない。【村上久美子】(ニッカンスポーツ・コム/コラム「ナニワのベテラン走る~ミナミヘキタヘ」)