「M-1グランプリ2015」の王者となったお笑いコンビ、トレンディエンジェルのたかし(29)による“パズドラ課金”発言が視聴者を驚かせたが、芸人たちはあまりの場違い発言を面白がって称賛している。

 同コンビは敗者復活から見事初優勝を飾り、優勝賞金1000万円を獲得した喜びのコメントを求められた際、たかしが「パズドラで課金します!」と発言。パズドラとはガンホー・オンライン・エンターテイメントが配信するゲームアプリ「パズル&ドラゴンズ」のことだが、「M-1」のスポンサーは、ゲーム事業を展開するサイゲームスが協賛している。メーンスポンサーと競合する他社の商品の名前を生放送中に堂々と言い放ったことで、視聴者からは「大丈夫か?」といった声が多数あがった。

 芸人たちもこの発言に反応。伊集院光(48)は7日深夜放送のラジオ番組「伊集院光 深夜の馬鹿力」で、「M-1」の話題に触れ、自身が最も「ボルテージがあがった」場面として、たかしの発言シーンをあげた。「何か面白いこと言わなきゃ、って思って考えて出した答えが、メーンスポンサーのサイゲームスの敵対企業のメーン商品っていう。それがすげえ面白くて」と笑ったが、「そこで目くじらを立てるようなスポンサーじゃないってことは分かってますよ。サイゲームスは、お笑いの良さを分かってスポンサーやってますから」とフォローした。

 また、ウーマンラッシュアワーの村本大輔(34)も7日深夜放送のラジオ番組「ウーマンラッシュアワー村本大輔のオールナイトニッポン」で、「『グラン・ブルーファンタジー』の会社がスポンサーやのに、『パズドラ、課金します』っていうね、あのセリフは伝説の一言。全然、会社違う」と笑い、「(優勝賞金)その金を『パズドラ』に使うってことでしょ? 『サイゲームスさんのお金を、ガンホーさんにあげます』ってことでしょ。ある種、めちゃくちゃ面白いことをやってのけたってことですけどね。面白いなぁ。あいつは天才ですからね」とコメントした。