キングコングの西野亮広(35)が、自身の肩書を「お笑い芸人」から「絵本作家」に変更したことで“ゴーストライター疑惑”が持ち上がったとして、釈明した。

 芸人のほかに絵本作家としても活躍する西野。ボールペンによる細密なタッチが特徴で、当初は自身1人だけで描いていたが、ある時、映画やテレビ番組制作と同様に分業制にすることを思い立った。その動機については、1日に更新したブログで「絵を一枚描くにしても、空を描くことと、森を描くことと、キャラクターを描くとと、建物をデザインすることと、乗り物をデザインすること……これらは微妙に業務内容が違います。『魅力的なキャラクターを描くのは苦手だけれど、空を描かしたら誰にも負けない』という絵描きさんはいらっしゃるでしょうし、『森を描かしたら私が一番だ!』という絵描きさんもいらっしゃるでしゃう。ならば、みんなの『得意』を持ち寄って、一つの作品を作ろう!」とあらためて説明した。

 そのためにはこれまで以上に制作費が必要になるためクラウドファンディングで支援を募り、集まった資金で絵本「えんとつ町のプペル」の制作を複数のスタッフとともに開始した。

 これらの経緯はクラウドファンディングを開始する際にも明記されていたことだが、このほどの「肩書変更」報道で作品を知った人からゴーストライター批判が上がったようだ。

 西野いわく「『スタッフを使ってるんだったら、スタッフの名前を表紙に載せるべきだ!!スタッフに対する感謝がない!!!』と怒鳴り込んでくる人も」いるという。ただ、約20人のスタッフ全員の名前を表紙に入れるのはデザイン的な問題も生じる。また、西野はクレジットに関する対応について「表に出るとき(テレビなどで紹介されるとき)などは、どうしたって『キングコング西野の最新作!』みたいな紹介になってしまいますが、連日、一緒に汗を流してくれているスタッフには最大限の感謝をしておりまして、これも前々から明言させていただいておりますが、出版社とブックデザイナーさんにお願いして、本編とは別で、2ページだけ余分にいただいて、制作スタッフ全員の名前を載せるエンドクレジットを作ります」とした。