デビュー6年目で新人賞を受賞した有村架純は「果たして自分が新人なのかと揺れ動いていた時にこの賞をいただけて、背中を押されました。これからは甘えがきかないぞと言ってもらえたようで、これからが大事なのだと気持ちが引き締まりました」と話した。

 「何者」(三浦大輔監督)ではみずみずしい女子大生を演じ、「夏美のホタル」(広木隆一監督)では透明感あふれる魅力を発揮。「人気と実力を兼ね備えた最強の新人」と評価された。来年も映画やNHK連続テレビ小説「ひよっ子」ヒロインなど引っ張りだこだ。有村は「来年もいろいろな顔を見せられる1年にしたい」と抱負を語った。

 昨年の同賞受賞者である広瀬すずから表彰盾が贈られた。広瀬は「先輩の女性としてあこがれます」。広木監督は「シンプルな芝居がすごく好き。何も言わずにやってくれるので心強い」とたたえた。