危険ドラッグを使用、所持したとして医薬品医療機器法(旧薬事法)違反罪に問われた女優酒井法子(46)の元夫、無職高相祐一被告(49)に、東京地裁は3日、懲役1年の実刑判決(求刑懲役1年6月)を言い渡した。

 佐々木一夫裁判官は「以前にも覚醒剤の使用で有罪となっており、違法薬物に対する依存性は根深い。薬物規制を一顧だにしない態度はいまだ顕著だ」と指摘した。

 高相被告は2009年8月にも東京都内で覚醒剤若干量を吸引したほか約0・8グラムを所持。覚せい剤取締法違反罪に問われ、同年11月、懲役2年、執行猶予4年の判決を受けた。

 今回の裁判の初公判では「知人に誘われて一緒に使ってしまった」と供述していた。

 判決によると、昨年11月18日ごろ、東京都渋谷区のマンションで危険ドラッグ約0・6グラムを所持し、使用した。