-被害者のケガは

 診断書によりますと全治2週間くらいと聞いております。事故をした直後、何度か電話をさせていただき、お手紙をかかせていただきまして直接、謝罪する場を相手の方にもうけていただくという話で、3日後に直接お会いすることが出来ました。「本当に申し訳ないことをしてしまいました。体の方は大丈夫ですか?」と話をさせていただき、相手の運転手の方が、本当に優しい方で、僕が泣きながら謝罪しているのを見て、100%僕が悪いのに涙を流され「謝罪の気持ちは、井上さんから十分に伝わりました。早く劇場やテレビで漫才している姿を私に見せてください。そして私を笑わせてください」とありがたい言葉をいただきました。その時、本当に涙が止まらなくて…それと同時に、僕は、こんなにお優しい方に、本当に申し訳ないことをしてしまったんだなと思い、自分自身へのいら立ちもふがいなさもありましたし…申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 -被害者の現状は

 (事故の3日後に対面した際)相手の方から「次の日から仕事復帰するので、井上さん、私のことは、もう心配しないでください」という温かいお言葉をいただきました。その時に、相手の方が「もう、これで井上さんとお会いするのも、連絡を取るのも、これを最後にしましょう」と言っていただきました。弁護士さんからも「相手の方が、そうおっしゃっているのに、執拗(しつよう)に何かをするのはご迷惑。相手が、あなたの仕事のせいで自分自身を責めてしまうのもあるかも知れない」と言われ、その場が、お会いする最後になりました。

 -治療費などは

 弁護士さんを通じて、こういうお値段になりますと言われ、しっかりお話ししました。

 -謹慎生活の間は

 自宅謹慎している間、1歩も外に出ない生活をしていました。

 -相方の石田の会見は見た?

 はい、見ました。相方の石田君にも、本当にたくさん迷惑をかけ、このことで「解散してくれ」と言われても仕方ないなと思いましたし。でも石田君が「井上の人生も、自分の人生の一部だ」と言っていただいて…申し訳ない気持ちでいっぱいです。ありがたかったですし、石田君には2度と、どんなことがあっても迷惑をかけてはいけない、何があっても感謝の気持ちは忘れてはいけないと思いました

 -石田に会見を開くことは報告した?

 「会見に行ってきます」と伝えました。

 -石田からは何と言われた?

 「ちゃんとしゃべって来い。被害に遭われた方、スーパーマラドーナの武智君にもご迷惑をかけたので、謝罪してこい」と言っていただきました。

 -謹慎中、バラエティー番組は見た?

 正直、謹慎直後は、やはりバラエティー番組は、なかなか見る気持ちにはなれなかったのは事実です。反省して、自分を戒める意味でも、そういう部分から目を背けてはいけないんじゃないかという気持ちもありまして、バラエティー番組、ご迷惑をかけた番組だったりを少しずつ見るようにしました。