「島ぜんぶでお~きな祭 第9回沖縄国際映画祭」(4月20~23日)の発表会見が21日、都内で行われた。特別上映される明石家さんま(61)企画・プロデュースのネットフリックスのオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」は、中尾明慶(28)と小出恵介(33)のダブル主演。ジミー大西(53)の半生をドラマ化した。

 ジミー役の中尾は「本当にドラマにできるのかな、やめたいなと思った。だけど、さんまさんにお世話になっているし、『お前が、やれ』と言われたので頑張りました」。さんま役の小出は「悩んだけど、さんまさんがプロデュースすることなんて、もうないと思ったので引き受けました」と話した。

 撮影現場では、さんまとジミーも参加して、4人でリハーサルを行った。中尾が「おふたり(さんまとジミー)が、1話の最初から最後までやって見せてくれたんだけど、絶対に超えられないと思った。さんまさんが、ジミーさんのことを『こういう男だ』と見せてくれるんだけど、意識すると難しくなるので気にしないようにした」。完成した作品は見た、さんまからメールをもらった。「『本当に、やってくれてよかった』と。ホッとしました」と笑顔を見せた。東京生まれの小出は「関西弁のセリフは意外とできました。でも、台本通りにセリフを言っても、さんまさんから『今のはないわ』と駄目出しを受けました」と苦笑いした。

 ジミーは「中尾君は似ているというか、僕よりうまい。僕が100%なら1000%」。師匠のさんまについては「若(わか=さんま)のことは、自分の育ての親だと思っています。ここまで育てていただいたので、葬式も若に出していただく約束なんで保険も入ってません」。見どころについて質問されると「さんまさんから『台本を見るな』と言われているので分かりません」と答えて、笑われた。