NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」(月~土曜午前8時)のヒロイン芳根京子(20)と次作「ひよっこ」(4月3日スタート)のヒロイン有村架純(24)が23日、東京・渋谷の同局で、バトンタッチ式を行った。

 有村は「芳根さんがいっぱい頑張ってきたことをしっかり受け継ぎ、最後まで走り続けたいです」とあいさつ。「毎日が楽しいし、現場の雰囲気もいいです。作品作りへの思いが皆さんに伝わればいい」とPRした。さらに「体力がついていかない時もありますが、誰もができない経験をしているので、とにかく後悔のないようにやりたい」と抱負を語った。

 芳根は「事故なく、けがなく、病気なく、走りきれることを願っています」と激励。「人間は睡眠が大事だと思ったので、寝られる時は寝ててください」とアドバイスした。

 朝ドラのヒロインバトンタッチのセレモニーでは、互いの作品とゆかりのある品を交換するのが恒例。有村は芳根に、茨城県産のトマトや納豆、アンコウのほか、撮影で稲刈りをした際に実際に自分で刈り取った米をプレゼント。芳根は約2キロの神戸牛を有村に贈った。有村は「まさかお肉をいただけるとは。すごくスタミナがつきそう」。芳根は「大好きなトマトがあってうれしいです。朝ご飯にこのお米を食べながら『ひよっこ』を応援したいと思います」と語った。