26日に放送された仲間由紀恵(37)主演の「そして誰もいなくなった」(テレビ朝日系、後編)の平均視聴率が13・1%(関東地区)だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。同時刻にTBS系列で放送された佐藤浩市(56)主演の「LEADERS2」は10・7%(関東地区)で、特番ドラマ対決は、仲間由紀恵に軍配が上がった。

 2夜連続で放送された「そして誰もいなくなった」は、1939年に刊行され、累計1億部以上を売り上げている英作家アガサ・クリスティの長編推理小説。日本では初めて映像化された。孤島にあるホテルに招待された10人の客が、次々と殺されていき、最後には全員が殺され、後日10体の死体が発見されるというミステリー作品で、監督はドラマ「相棒シリーズ」の和泉聖治氏。14日に多臓器不全のため亡くなった渡瀬恒彦さん(享年72)の遺作となった。25日の前編は15・7%で、2夜連続で好視聴率となった。

 「LEADERS2」は2014年放送されたドラマの続編。史実に基づいた国産自動車開発に人生をかけた人間の生きざまを描いたオリジナル作品。佐藤演じる国産自動車の開発に心血を注ぐ主人公愛知佐一郎と、販売面で支えたリーダーたちの物語だった。