長沢まさみ(29)が主演映画「嘘を愛する女」(中江和仁監督、来年公開)で高橋一生(36)と恋人同士を演じることが30日、分かった。2人の映画共演は04年「世界の中心で、愛をさけぶ」以来14年ぶり。ミステリー要素もある異色のラブストーリーに挑戦する。

 「世界の中心で、愛をさけぶ」で初共演した時、長沢は16歳、高橋は23歳だった。それから12年、経験を重ねた2人が演じるのは、大人のラブストーリーだ。長沢は「『世界の-』で共演したころから尊敬する先輩なので共演はとてもうれしいです」と言い、高橋は「舞台やCMで共演している長沢さんは、少女と大人両方の魅力を美しく表現されている。一味違った関係性でご一緒できることが光栄」と話している。

 ◆映画「嘘を愛する女」 中江監督のオリジナル作品。26年前に読んだ新聞記事から着想を得た。事実婚の夫が亡くなったが、名乗っていた職業や名前が全てうそだったという記事。映画企画を募集した15年「第1回TSUTAYA クリエイターズプログラムフィルム」で応募474本の中からグランプリを獲得した。配給の東宝によると新人監督のオリジナル作品の同社配給は「ジュブナイル」(山崎貴監督)以来17年ぶり。