KAT-TUN亀梨和也(31)と山下智久(31)が10日、東京・赤城神社で行われた日本テレビ系ドラマ「ボク、運命の人です。」(15日スタート、土曜午後10時)のPRイベントに出席した。ヒロイン役の女優木村文乃(29)とともに3人でドラマのヒットを祈願し、ファンとともに写真撮影も行った。

 スーツ姿で、サラリーマン風の短髪で登場。「今日は亀梨全開です。こんなに顔を見られるのが恥ずかしいんですけども、『亀丸出し』でいきたいと思います。見出しっぽいやつ言わなきゃなと思って」とハイテンションであいさつした。山下は「皆さん、今日は雨の中ありがとうございます。久々に人前に出るので緊張しているんですけど、今日は楽しい時間を過ごしていただければと思います」と笑った。

 劇中で亀梨は、運命の人だと信じた女性に対し、何度ふられても愚直にアタックし続ける会社員を演じる。自身の役どころについて「人に対して非常にまっすぐで、ドラマの流れ的に、なかなか恋がうまく行かない部分もあると思うんですけど、一生懸命演じられたらと思います。応援していただけるようなピュアさが出たらいいなと思います。僕はちょっとポーズとか、斜に構えているところがありますけど」と話した。山下から「亀(梨)も気持ちはまっすぐな人なので、役に通じると思う。根は一緒ですよ」とフォローされると、亀梨は「持つべきものは友だなと。『ともひさ』だけに」とおどけて、ドヤ顔していた。

 一方、自身を神と名乗る謎の男性を演じる山下は、「亀はどんなボールでも取ってくれるから、自由にアドリブもできる。本当に中学生のころから仲がいいので、あうんの呼吸で、解き放てるんです」と亀梨への信頼感を強調した。ヒロイン役の木村文乃(29)からは「ここ(亀梨と木村)のラブより、そっち(亀梨と山下)のラブの物語なんですかね?」と嫉妬されると、亀梨は「けんかした時期もあったし、口もきかない時期もあったんですよ」と明かした。

 ドラマ製作にあたって、スペシャルユニット「亀と山P」を結成。主題歌「背中越しのチャンス」(5月17日発売)を歌う。05年放送の同局系ドラマ「野ブタ。をプロデュース」でお互いの役名を名乗ったユニット「修二と彰」を結成して以来、12年ぶりのコンビだ。亀梨は「2~3年前から、プライベートで飲みながら2人で何かしたいねと話していたので、運命感じています」と話した。2人でカラオケに行き、「修二と彰」の「青春アミーゴ」を歌ったこともあるという。

 最後のあいさつでは、日本テレビ系「Going! Sports&News」でキャスターを務める亀梨が、前日10日に引退発表したフィギュアスケート女子10年バンクーバー五輪銀メダリスト浅田真央(26=中京大)に対し、「お疲れさまでした。ありがとうございました」とメッセージを送った。「浅田さんはものすごくいろんな方に愛されていたと思う。僕らもこのドラマに愛情を注いで、たくさんの方に愛されるような作品に育てていけたら」と話した。