交際相手の30代ホスト男性から現金を脅し取ろうとしたとして18日、警視庁新宿署に恐喝未遂容疑で逮捕されたタレント坂口杏里容疑者(26)が21日午後6時過ぎ、身柄のあった原宿署から釈放された。捜査関係者によると容疑を認めている。

 レイ法律事務所の河西邦剛弁護士によると、今回の罪状からみて、坂口容疑者は今後、被害者との示談が成立すれば不起訴処分になる可能性が高いという。示談不成立でも、容疑を認め反省などが考慮されれば不起訴になる可能性もある。処分決定までは「早ければ2~3週間」と指摘した。

 一般的に微罪とされる罪状のため、送検された20日に釈放されるとの見方が強かったが、21日にずれこんだ理由について河西氏は「(当初は)警察に対して認否を明らかにしていなかった可能性がある。その後の検察の取り調べでも認否を明らかにしないか、あるいは否認をした同容疑者が、(21日の)裁判官からの勾留質問で初めて容疑を認めた可能性も考えられる」と解説した。