4月スタートのフジテレビ系「月9」枠の連続ドラマ「貴族探偵」(月曜午後9時)の24日第2話の平均視聴率が8・3%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べでわかった。初回は11・8%で3期ぶりの2ケタ発進だった。

 30周年を迎えた同局の看板ドラマ枠「月9」の主演に抜てきされたのは嵐の相葉雅紀(34)。年齢、家族、住所、本名などが一切不明で、自らを「貴族」と名乗る、探偵業が趣味の謎の青年を演じている。

 視聴率の低迷からなかなか抜け出せない「月9」枠。苦戦中の同局にとって、節目の勝負作となる今作にかかる期待は大きい。数々の伝説を生んだ「月9」復活の糸口はつかめるか、その視聴率が注目される。

 第2話は、愛香(武井咲)は、編集者、日岡(紺野まひる)の車で、人気ミステリー作家、厄神(大和田伸也)の別荘に向かっていた。探偵に取材したいという厄神の依頼に愛香が招かれたのだ。山道を行く2人の車の前に、突然、巨大な石が落ちて来た。そこになぜか現れたのは貴族探偵(相葉雅紀)。落石に憤る貴族探偵は、落下場所の真上にある別荘に文句を言いに行こうと言い出す。そこは厄神の別荘だった。応答がないので中に入ると、ベッドに頭から血を流して横たわる死体が見つかり…、という内容だった。