フジテレビ系の小栗旬(34)主演の火曜ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(午後9時)の25日第3話の平均視聴率が12・0%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べでわかった。初回は13・9%、第2話は11・2%だった。

 小栗と西島秀俊(46)の本格派俳優2人が民放連ドラ初共演する話題の作品。「SP」シリーズなどを手掛けてきた金城一紀氏が、5年前から小栗をイメージして原案・脚本を準備してきた骨太アクションエンターテインメントだ。人に言えない過去を持つ公安機動捜査隊特捜班の面々が、警察ドラマの常識を越える規格外の事件に挑んでいく。1年半前から練習を積んできたという小栗と西島の、本格的なアクションも見どころだ。

 第3話は、贈収賄事件に関与した疑惑の議員が、報道陣の目の前で射殺された。犯行声明を出した“平成維新軍”は、この先もテロの続行を宣言する。稲見(小栗旬)と田丸(西島秀俊)は、拳銃からある暴力団組長にたどりつく。裏取り捜査を進めると、拳銃は組長の息子の譲(大和孔太)に盗まれていた。稲見は何者かが譲をそそのかして、テロ行為を誘導したのではないかと考える、という内容だった。