昨年5月12日に亡くなった演出家蜷川幸雄氏(享年80)の一周忌法要が15日、さいたま市のさいたま芸術劇場で行われ、松本潤、鈴木杏ら約600人が参列した。

 法要前に「メモリアルプレート・ショーケース」除幕式も行われ、妻蜷川宏子さん(76)市村正親(68)が出席。プレートは長女蜷川実花さん撮影の写真、「最後まで、枯れずに、過剰で、創造する仕事に冒険的に挑む、疾走するジジイであり続けたい」の言葉が刻まれ、ショーケースは台本や文房具が展示。宏子さんは「蜷川の魂がバトンタッチされるのは幸せなこと」、市村も「蜷川さんの魂を背負った俳優が、罵声に負けない芝居を作るのが使命」と話した。