高畑充希(25)が16日、東京芸術劇場で行われた、第26回日本映画批評家大賞授賞式で新人女優賞(小森和子賞)を受賞し「これからも輝けるように…そして腹黒く頑張っていきたいと思っています」と、笑みを浮かべつつあいさつした。

 高畑は「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」で同賞を受賞した。選考委員からは「すばらしい女優さんが出てきた。かわいらしく、腹黒さすら見える。大女優目指して頑張ってほしい」と高評があり、それに応えた格好のスピーチとなった。

 高畑にとって「植物図鑑-」は、映画初主演作となった。「初主演映画で、私にとって、すごく大切なもの。人生に1度の初主演が、この作品で良かったと思います。とてもタイトな撮影でしたが、現場の雰囲気がめっちゃ温かくて、眠くても明日、現場がある(演じた)さやかになれるのが、うれしいなとワクワク出来た。自分の中の大切な1作で、すてきな賞をいただけてうれしく思う」とあいさつした。

 高畑とともに、同作が映画初主演作となった、三代目J Soul Brothers岩田剛典(28)も、新人男優賞(南俊子賞)を受賞し、新人賞を2人で独占した。岩田はこの日、別の仕事の都合で欠席し、よせたビデオレターの中で「自分にとって初めて主演を務めさせていただいた、自分の人生にとってもターニングポイントとなった大切な作品です。これからも賞に見合うような表現者に成長していけるよう、精いっぱいまい進したい」とあいさつした。【村上幸将】