「キャプテンハーロック」「銀河鉄道999」などで知られる漫画家松本零士氏が16日、3本の新作を作るため現在、動いていると明かした。

 松本氏は同日、東京芸術劇場で行われた第26回日本映画批評家大賞授賞式で、アニメーション部門ダイヤモンド大賞(淀川長治賞)を受賞。あいさつの中で「これからも、まだ頑張ろうと思っております。今も、3本を作る予定で頑張っております。いろいろなことをやらなきゃいけないものですから、大いに、時間の限り頑張りたい」と語った。

 松本氏はあいさつの中で、終戦前の1943年(昭18)に同じ劇場で、当時5歳の自分と15歳の手塚治虫さんが「くもとちゅうりっぷ」という日本のミュージカルアニメを見たこと、石ノ森章太郎さんと同じ1938年(昭13)1月25日に生まれたエピソードを明かした。松本氏は「おふたりとも他界されてしまいましたが、本当に楽しい戦友でした」と感慨深げに語った。