韓国人気グループBIGBANGの弟分で、男性7人組のiKON(アイコン)が20日、京セラドーム大阪で、初の単独ドーム公演を行った。15年9月にデビューして1年8カ月、海外男性アーティストとしては史上最速のドーム公演となった。

 憧れの夢舞台は、新曲「BLING BLING」(8月16日発売)の初披露でスタートした。リーダーB.I(20)が「ここがうわさのドームですか?」と叫べば、ジナン(23)は「ドームはやっぱり大きい。雰囲気半端ない!」。日本語が得意なジュネ(20)も「自分たちだけの公演で、全然気持ちが違います」と汗だくになって、4万人を魅了した。

 アンコールでは、ユニョン(22)が感極まって涙する場面もあった。感謝の手紙も用意して「今日僕らはドームに立てました。いつもこのメンバーじゃなかったらここまで来られたのか? と考えます。今も一緒にいてくれて、本当に感謝します。(ペンライトの)赤に染まった景色を、一生忘れません。皆さんと10年、いや100年、いや永遠に一緒にいてください」と話し、さらに大歓声を浴びた。

 14年11月、BIGBANGの5大ドームツアーのオープニングアクトでドームのステージには立っていたが、単独では初。BIGBANGは、デビューから6年3カ月でドーム公演を行っており、“先輩超え”を果たしたが、ジナンは「僕たちはまだまだ。各地のドームにも行きたいですが、沖縄とかいろいろなところに行きたいですね」。B.Iも「ドームに立つまで見守ってくれたファンの皆さん、本当にありがとう。これからもありのままで、ゆっくりと皆さんと歩いていきたいです」と話した。