俳優藤原竜也(35)が25日、大阪市内で主演映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」(入江悠監督、10日公開)の舞台あいさつに出席した。あいさつの前の「舞台裏」を明かした。

 食い倒れの街、大阪と言えばお好み焼きなどの粉もんが有名。登壇した藤原は「さっきもたこ焼きとイカ焼きをいただいた。おいしかったです」と笑顔を見せた。一緒に食べた入江監督には「監督、まだ舞台あいさつがありますからビールは勘弁してください」とお願いした。

 舞台あいさつでマイクを持った入江監督は「やっぱりイカ焼きがあると、(ビールも)一緒に飲んでしまいますからね」とニヤリ。監督からの笑顔のプレッシャーに藤原は「おいしかったです」とビールの誘惑に負けたことを認めた。

 映画は未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件の犯人が自ら名乗り出たことで日本中が騒然とするサスペンス。12年公開の韓国映画「殺人の告白」を大胆にアレンジ。告白本を出版する殺人犯を演じた藤原は「僕が僕があって僕でないみたいな映画です」と役柄を説明した。事件を22年前から追ってきた刑事役は伊藤英明が演じる。