ジョニー・デップ(53)が元妻アンバー・ハード(31)と離婚する前、ハードのヌードシーンに嫉妬し、映画を降板するよう要求したという。

 ニューヨーク・ポスト紙によると、未公開の映画「London Fields (原題)」のプロデューサーらは、デップがハードに役を降りるよう圧力をかけたと主張。これがもとで、ハードが同作品のPR活動を拒否したとして1000万ドル(約11億円)の損害賠償金を求め、訴えたという。 

 プロデューサーらは、「ハードの違法行為は、‘London Fields’の撮影中に続いていたデップ氏との関係が原因しているかもしれない。ハードが映画の中で魔性の女の役柄を演じたことが、デップ氏との離婚原因となった」と主張している。

 これに対し、ハードの弁護チームは、プロデューサーらがハードの吹替えを使用し、違法なポルノ映画まがいのセックスシーンを撮影したと主張し、逆訴訟を起こした。弁護チームはポスト紙に、「映画が失敗したのはプロデューサーたち自身のせいだ。こんな駄作をPRする俳優はいない」とコメントしている。

 一方、デップの広報は、「両者の争いはジョニー・デップにはまったく関係がない」とコメントしたという。(ニューヨーク=鹿目直子)