乃木坂46のメンバーが出演する映画「あさひなぐ」(英勉監督、9月22日公開)のキャストが30日、発表された。同日、東京・EXシアター六本木で上演された舞台「あさひなぐ」の終演後、舞台上で発表され、メンバーが登場した。既に主人公東島旭役の主演、西野七瀬(23)と、東島が憧れる先輩、宮地真春役の白石麻衣(24)は発表されていた。

 東島が所属する二ツ坂高校のなぎなた部キャプテンの野上えりを伊藤万理華(21)が、部員の八十村将子を桜井玲香(23)が、紺野さくらを松村沙友理(24)が演じる。また、東島の同級生役で中田花奈(22)と斉藤優里(23)も出演。さらに、二ツ坂高校のライバル校のエース、一堂寧々を生田絵梨花(20)が演じる。

 この日は西野、桜井、松村、白石、伊藤、生田の6人が胴着姿で登壇した。斎藤飛鳥(18)ら舞台出演メンバー8人と一緒に、トークを展開した。役作りのために金髪にした桜井は「人生初めて金髪にしたんです。最初のこのお話をいただいた時、できるかなって不安でした。でも、楽しい現場でしたし、何かを一生懸命やるっていうのがこれだけ楽しいことなんだと感じました」と話した。

 伊藤は「部長で、(3歳年上の白石が演じる)真春と同い年という、ファンの方が見たら違和感を覚えるんじゃないかなって思う役で、せりふが多い進行役だし、今までやったことない役どころだったんですけど、楽しかったです」。松村は「原作の漫画を呼んだ時に、この子いいなって思ったのがさくらちゃんだったので、今回映画で演じられてすごいうれしかったです」と笑顔で話した。

 生田は「旭のライバルで、なぎなたがすごく強い役。とにかく攻めて、負けず嫌いにビシビシといくので、動きを紙に描いて、動画を撮って、体に入れて…っていう作業がテスト勉強みたいでした」と振り返った。

 その後、伊藤のかけ声のもと、14人でなぎなたのさばき方「団体基本」を披露。大歓声を浴びた。さらに、西野ら映画チームから、斎藤ら舞台チームに向けて、実際に映画の現場で使ったクーラーボックスがプレゼントされた。舞台は今後も東京、名古屋、大阪で上演される。