睡眠薬を飲んだ直後に乗用車を運転したなどとして、警視庁調布署は6日、道交法違反(過労運転、事故不申告)の疑いで、お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦(39)を書類送検した。

 書類送検容疑は6月14日午前1時50分ごろ、東京都世田谷区で、睡眠薬の影響で正常な運転ができない恐れがあったのに車を運転したほか、その約10分前に電柱に衝突する事故を起こしたにもかかわらず、申告しなかった疑い。

 調布署によると、堤下はじんましんの治療で医師から処方された睡眠薬を入浴施設で風呂上がりに飲み、車で帰宅途中に記憶を失った。「家まで近いので大丈夫だと思い、違和感があったが運転を続けてしまった」と容疑を認めている。

 東京都狛江市内の都道に止まった車の運転席で、意識がもうろうとした状態の堤下を調布署員が発見。車のドライブレコーダーを調べた結果、蛇行運転で対向車線にはみ出たり、前方のトラックに追突しそうになって自動ブレーキが作動したりしていたことが判明した。