オーストラリア出身の人気ハードロック・バンドAC/DCの創設者マルコム・ヤングさんが18日、64歳で死去したことがわかった。

 AC/DCはヤングさんが亡くなってすぐ、フェイスブックで訃報を発表。ヤングさんは家族にみとられ、安らかに息を引き取ったと明かした。

 死因は公表されていないが、米情報サイトTMZの報道によると、ヤングさんは過去3年間にわたり認知症を患っており、病状が悪化したことが死因とみられているという。

 ヤングさんは1973年、弟のアンガス・ヤングと共にAC/DCを結成。「Highway to Hell」「Back in Black」「Thunderstruck」などの大ヒット曲を次々と生み出した同バンドは、2003年にロックの殿堂入りを果たした。2010年にはグラミー賞を受賞している。

 ヤングさんは2014年、認知症を患ったことが原因で脱退。後任として、おいのスティービー・ヤングがバンドに加わった。ヤングさんは妻と2人の子供、3人の孫がいる。(ニューヨーク=鹿目直子)