16年末に地上波の特番として5年ぶりに復活した、TBS系のネタ番組「あらびき団」が、12月29日午後11時50分から「朝まであらびき団SP あら1グランプリ2017」として放送されることが決まった。

 21日に同局が発表した。今回は2018年にブレイクする芸人を発掘するべく、17年最後のお笑い賞レース「あら-1グランプリ」を開催する。

 「あらびき団」は、あら削りな一芸を持ったパフォーマーを紹介する番組。東野幸治(ライト東野)と藤井隆(レフト藤井)がMCを務め、2007年10月から2011年9月まで4年間、地上波で放送された。芸人に限らず、アーティスト、グラビアアイドル、大道芸人なども出演し、これまで椿鬼奴、はるな愛、「R-1ぐらんぷり」優勝のハリウッドザコシショウ、じゅんいちダビッドソン、「キングオブコント2012」覇者のバイきんぐ、「-2014」覇者のシソンヌ、どぶろっく、厚切りジェイソン、横沢夏子らを発掘。地上波での放送が終了した後は、12年10月から第2季「ナマイキ!あらびき団」が配信され、14年10月8日配信の「あら-1グランプリ」で終了した。

 16年12月28日にはTBS系で「あらびき団オールナイト祭! 復活スペシャル第1弾」が放送され、地上波で5年ぶりに復活すると、7月13日に「あらびき団夏祭り2017 復活スペシャル第2弾」も放送された。その中、「あらびき団オールナイト祭! 復活スペシャル第1弾」では、ブレイク寸前のブルゾンちえみwith Bをオーディションで落選させる“失態”もおかしたという。

 そんな“あら削り”な番組が満を持して3年ぶり3回目となる「あら-1グランプリ」を開催する。東野と藤井はコメントを発表した。

 東野 昨年の年末に3時間放送し、夏に1時間。もう終わりかなって正直思いました。それがもう1回できる。それもなんと朝まで4時間でございます。TBSに感謝でございます。ありがたい限りです。そして今回、日本で数あるお笑い賞レースの中で一番弱小のタイトル「あら-1グランプリ」が開催されます! 初代はバターぬりえ、2代目はハリウッドザコシショウ。3代目は誰の手に渡るのでしょうか! ぜひご覧ください!

 藤井 2017年、年末に4時間。夢がかないました。あとはライト東野さんについて行くだけです! 年末のお祭り気分になること間違いなしです。「今年の汚れ、今年のうちに」じゃないですが、2018年に持ち越さないよう、出来るだけ多くの地域の方と同時にご覧いただけるよう祈ってます。

 「あら-1グランプリ」初代王者には村上ショージを父にもつバターぬりえ、2代目王者には“キング・オブ・あらびき”ことハリウッドザコシショウが輝いた。3代目王者に上り詰めるのは誰か、注目だ。