2009年に死去したマイケル・ジャクソンさんが住んでいたネバーランド牧場が、エルビス・プレスリーさんのグレースランドのような記念ミュージアムになる可能性が出てきた。

 ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙によると、マイケルさんの遺産管理委員会の知的所有権を管理するトライアンフ・インターナショナル社が、ネバーランド牧場を複合娯楽施設として登録申請。

 その目的として、牧場内でミュージアムを運営し、ガイド付のツアーを行うことや、マイケルさんの音楽パフォーマンスをフィーチャーしたビデオ映像や写真などを紹介することなどを挙げているという。

 しかし、マイケルさんの記念ミュージアムについては、カリフォルニア州にある別の牧場や、ロス市内にあるマイケルさんの生家など、複数の場所が検討されており、ネバーランド牧場になるかどうかはまだ未定のようだ。ネバーランド牧場の正門などが、ミュージアムで使用される可能性もあるという。

 ネバーランド牧場はマイケルさんの遺産管理委員会と某投資会社が共同所有しており、2015年より市場に出されている。当初は1億ドル(約115億円)で売りに出されていたが、今年3月、6700万ドル(約77億円)に値下げされたと報じられている。(ニューヨーク=鹿目直子)