女優の小池栄子(37)が、「プロレスラーでありたい」と批判や誹謗(ひぼう)中傷に屈しない姿勢を見せた。

 小池は21日深夜放送のフジテレビ系「トーキングフルーツ」に出演。以前はタレントとしてバラエティー番組に引っ張りだこだったが、出演を控えるようになった背景について「テレビももちろん楽しいんですけど、対象(観客)が見えないじゃないですか。バラエティーですっごく忙しい時にそれがわからなくなってきて、誰に何を私はやりたくてやってるんだって、パンクしちゃった時期があった」と明かした。

 現在は女優として数多くの作品に出演し、演技力が高く評価されているが、過去に初めて主演を務めた舞台ではチケットが6割程度しか売れず、「その時はすごく挫折感を味わった。テレビで頑張ってきて知名度があるから舞台でも人がある程度、集まるだろうと思っていた」という。そうした経験から「いつか主演舞台で満席にするっていうのが今の一番の目標なんですよね。代表作みたいなのも欲しいですし」と語った。

 グラビアアイドル出身の小池は、その“肩書”がいつまでもついて回ることに悩まされたという。「めんどくさいですね、一時期は本当にそれが腹立って腹立って」と振り返り、「観た人が勝手に決めてくれたらいいんですけどね」と思いを語った。

 また、芸能人がネットでバッシングされる風潮に「たたく文化はどうだろうと思います」と反対した小池。「みなさん言いますよね、発言しづらいとか生きづらいみたいなこと。ビクビクしている上の方もいっぱいいます」と周囲の芸能人たちが萎縮していることを明かすとともに、自身は「プロレスラーでありたいです、精神は。殴られて受けて立とうの精神でテレビ出ていたいですね」と力強く語った。