安室奈美恵(40)が、23日午後10時からNHK総合で放送された特番「安室奈美恵 告白」で、98年5月19日に出産し現在、19歳に成長した長男の子離れが出来ていないと吐露し、母としての顔を見せた。

 安室は「今でも、お母さんであることは、歌う上で大きな影響を与えていますか?」と聞かれると「それは、やっぱり、あると思いますね。いろいろな感情のコントロールの仕方とか、感情の入れ方は、やっぱり息子はいたから感じられるものだったので」と言い、うなずいた。その上で「今の私の、ものの考え方、見方というのは、息子の存在があったから、今のものになった。あの時、息子を出産していなかったら多分、全然違う安室奈美恵が、ここに座っているか、座っていないか…だと思います」と言い、笑みを浮かべた。

 最新曲「Finally」の中に「守るものがあるから 強くなれるの」という歌詞があると指摘されると「割と年を重ねていくに連れて、守らなきゃいけないものも増えたし、大切なものの大きさ、偉大さも実感してはいるので」と語った。

 その上で「ただ…最近は、それもなくなりつつあって。もう、親離れが進んでいて、私の子離れが全く出来ていないので。『お前うぜえよ』みたいな感じの毎日です」と、長男との日常を明かして、笑った。

 安室は番組の中で、長男が幼い時は毎日、弁当を作っていたことも明かした。「(弁当を)作ってました、毎朝。ラッキーなことに(当時は今、はやりの)キャラ弁が進行していなかったので、サッカーボールのおにぎりくらいで良かった。その後、キャラ弁が進行して、ホッと胸をなで下ろしました」と笑みを浮かべた。