ベストセラーとなった「ホームレス中学生」で知られるお笑いコンビ麒麟の田村裕(38)が、一時はアルバイトをするまで金銭的に苦しい生活を送っていたことを明かした。

 田村は23日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」に出演。「ホームレス中学生」は225万部を売り上げ、田村は税金を差し引いて1億1000万円の印税を手に入れたが、父親にマンションを買い与えたり、お世話になった人々への恩返しでそのほとんどを使い果たしたという。

 その後、テレビ出演の機会は激減。当時、家賃30万円のマンションに住んでいたが、現在は妻子とともに10万円の部屋で暮らしているという。また一時は生活が苦しく、後輩がやっている居酒屋でアルバイトをしていたことも明かした。「世間の人は(田村にお金がないことを)わかり始めてたのに、嫁さんだけがまだ金あると思ってたんですよ。本当に僕がバイトし始めたことで、『あれ?ホンマに金ないの?』みたいな感じになって、そこから急に嫁さんの風当たりが強くなって…」と夫婦喧嘩も増えるなど辛かった時期を振り返った。

 しかし現在は徐々に仕事も増え、アルバイトも辞めたという。直近3カ月の給料を聞かれ、「50、80、60(万円)」だと告白した。