脳科学者の茂木健一郎氏(55)が、横綱日馬富士の暴行問題渦中にある貴乃花親方について「大相撲全体のことを思っていらっしゃるとは思えない」と批判した。

 茂木氏は27日、ツイッターを更新。「ぼくは、大相撲を愛していて、炎上してもいいから、これから、いくつかツイートします」と意を決した上で、「まず、貴乃花親方、おかしいです。人を告発するならば、透明性がないといけない。貴ノ岩関への協会の事情聴取を拒否するなど、人を告発している、ましてや横綱の引退につながるかもしれない事態において、フェアではありません」と指摘した。

 さらに茂木氏は「貴乃花親方は、お父さまの貴ノ花関の、あの、おおらかさ、人の痛みを感じるやさしさを、ふりかえっていただきたい」と呼びかけるようにつづり、日本相撲協会の危機管理委員会による貴ノ岩への聴き取りを拒否していることなど、親方の行動について「今の親方の姿勢は、単なる教条主義、敢えていえばカルトにしか見えません。大相撲全体のことを思っていらっしゃるとは思えない」と私見を述べた。