関西テレビ(カンテレ=大阪市北区)は19日、男女の心理サスペンスを描いた「僕のヤバイ妻」(16年4~6月放送)をめぐり、トルコでリメーク権を販売することが決まったと発表した。

 伊藤英明、木村佳乃が夫婦にふんし、妻を殺そうとした夫と、清楚(せいそ)で貞淑な妻の裏の顔を描いた話題作で、同局は「夫婦間のサスペンスは万国共通で『次が見たい』と思わせるところがよかったようです」と説明した。

 制作するのはトルコの制作会社「MF YAPIM」で、国内ドラマでは日本テレビ制作の「Mother」をリメークしたことで知られる。

 カンテレによると「日本のドラマは話数が短いため、ドラマ大国のトルコでは倍以上に引き延ばされる傾向がある」とし、今作も話数は増えて制作されそうだという。また同作をめぐっては、すでに中国でもリメーク権が販売されている。

 この日、大阪市内で、新春会見を開いた福井澄郎社長は「リメーク権はビジネスにならないかと思っていたが、これからかなりおもしろいビジネスになりそうだ。オリジナルの脚本でドラマも充実させたい」と語った。

 同社は今年11月、開局60周年を控えており、同月頃に大阪市内で、大型イベントを予定。福井社長は「詳細はこれから決めていくが、ファン感謝祭のようなイベントにしたい」と話していた。