お笑い芸人の加藤浩次(48)が、音楽プロデューサー小室哲哉(59)の不倫疑惑報道と引退をめぐる騒動に「犯罪か?」と疑問を投げかけた。

 22日放送の日本テレビ系「スッキリ」は、「週刊文春」に不倫疑惑を報じられた音楽プロデューサーの小室哲哉が引退を表明した騒動を取り上げた。

 小室が引退を決意する引き金となった不倫疑惑報道に対する批判の声もあがっているが、フリーアナウンサーの高橋真麻も「正義なのか、ジャーナリズムとしてどうなのか」と疑問を呈し、「『そんなにもう書かなくていいのに、かわいそうだよ』という感情がこんなに出たのは久しぶり。特に税金で暮らしているとかじゃないから、政治家の汚職とかだったら暴いてちゃんとやってほしいとか思うんですけど、芸能人の不倫をここまで書いちゃってどうなのかな」と首を傾げた。

 加藤は小室の一連の騒動に「なんかねじ曲がってきている感じがする」と違和感を覚え、「不倫はダメですよ、やっちゃいけないですよ。でも、犯罪か? ってなる。犯罪ではない。やっちゃいけないんだけど。でも『全国のみなさんにお騒がせしたことを謝罪します、それで引退します』って小室さんはおっしゃいましたけど、謝罪するのはKEIKOさんにだけ。KEIKOさんの周りの家族、小室さんの家族だけでやっぱりいいんじゃないか」と、小室が謝罪会見を開く必要はなかったとの考えを語った。

 スキャンダルを報じられた芸能人が謝罪することについて、加藤は「我々テレビっていうのはスポンサーさんがあってやってて、そこにやっぱり文句言う人間がいる。そうなると会見して釈明しなきゃいけなくなる」と説明。小室の謝罪会見について「それがどんどんエスカレートした結果がここだったんじゃないか」と分析した。

 また加藤は、芸能人の不倫を報じる週刊誌について「買う人がいるから記者も出す。記者も生活があって、買う人がいるからやりますよ、それはしょうがない」と一定の理解を示したが、「ただ、いろんなことを今回ここで考えた方がいいんじゃないか」と問いかけた。