西島秀俊(46)が24日、都内で行われたWOWOWのパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」のイベント「平昌(ピョンチャン)パラリンピック直前! 金メダリストが語る『WHO I AM』フォーラム」に出席した。

 「WHO I AM」は、WOWOWと国際パラリンピック委員会(IOC)が共同で立ち上げた番組で、リオパラリンピックが開催された16年から20年東京パラリンピックまで5年にわたり世界のトップアスリートに迫る大型シリーズ企画。番組ナビゲーターとナレーションを務める西島は、番組について「人生を楽しんでやりたいこと、どう生きたいかを(番組)発してくださる。僕は(パラアスリートに)嫉妬する僕はこう生きているだろうかと嫉妬する。家族を大事にして、もっともっと人生を突き詰めようと感じさせてくれる作品」と紹介した。

 この日は、2月4日放送回が先行上映され、同回に登場するソチパラリンピックのスノーボード金メダリストで、ピョンチャン大会にも米国代表で出場する、エヴァン・ストロング(31)が初来日し、登壇した。左膝から下を切断しながら、ソチパラリンピックで正式競技となったスノーボードで、初の金メダリストに輝いた人生を私生活まで紹介した。西島が「競技の激しさと精神性の高さがある。本当にいいヤツなんですよ」と紹介すると、ストロングは「ドキュメンタリーを見ていただいてありがとう。東京に招いていただき、自分の人生を見ていただき感謝しています。(日本は)本当に楽しくて、食べもの、文化、人々が受け入れてくれて、すごく楽しんでいる。20年に東京に帰ってきてオリンピックを見たいね」と笑みを浮かべた。

 「WHO I AM」シーズン2は17年10月29日に放送がスタートし、東京大会を目指す夏季競技選手5人、ピョンチャン大会を目指す冬季選手3人を加えた7カ国、8人のメダリストを取材。平昌大会に向け、冬季競技選手の登場回が2月4日からスタートする。ストロングは自身の放送回を前日23日に妻と一緒に見て涙したという。「長い期間を使ったプロジェクト。私生活、大会も追いかけてくれた。普段は泣かないのだけど、自分のストーリーだから胸が詰まった。本当に感激した」と作品の出来に納得の表情を浮かべた。【村上幸将】