「ママがおばけになっちゃった!」などの作品で知られる絵本作家のぶみ氏(39)が、自身が作詞を手掛けた「あたし、おかあさんだから」の歌詞内容に対する批判の声があがったことを受け、真意を説明した。

 「あたし-」は、のぶみ氏が作詞を担当し、NHKEテレの「おかあさんといっしょ」でうたのお兄さんを4月まで務めた歌手横山だいすけが歌唱を担当。Huluで配信中の横山の冠番組「だい!だい!だいすけおにいさん!!」で放送されたところ、母親について歌った歌詞の内容に賛否が巻き起こった。子どもを育てる母親の自己犠牲を美化しているとの批判もあり、のぶみ氏は5日にフェイスブックを更新し、「僕が作詞した歌 あたし、おかあさんだからが大批判を受けている、とトップニュースになってしまいました」と騒動に言及した。

 「批判の内容を見てみると あたしおかあさんだからガマンしたことを歌詞にしていると書いてある」と批判の声に触れ、「僕としては、あたしおかあさんだから体験できたことを歌詞にしてます」と説明した。

 歌詞は母親たちを取材して得たエピソードから作っているとし、「歌詞の内容で僕がおかあさんたちってこうなんでしょって想像で決め付けて書いてることは、1つもないよ」と釈明。「これは、元々ママおつかれさまの応援歌なんだ」とした。

 続けて、「この炎上で全て、この歌が無かったことになったり 今後、聞いてもらえなくなるのは、悲しい もしかしたら、これでこの歌 終わってしまうかもしれないから」と懸念。「この歌がそんなダメなのか 自分で聞いてみて欲しい」と呼びかけ、「聞いてやはりダメ、嫌いというならそれでしょうがないし 私は、よかったと感じる人もいると思う この歌が終わらないことを祈るばかりです」と思いをつづった。