右足首故障からの復帰戦で羽生結弦(23=ANA)が完璧な演技で首位発進した。2本の4回転を含む3つのジャンプを成功。自身が持つ世界最高にあと1・04点と迫る111・68点で、66年ぶりの五輪(オリンピック)連覇へ王手をかけた。

 ノンスタイル石田明(37)は羽生の滑りに大感激した。16日、東京・新宿の紀伊国屋ホールで行われた「熱海殺人事件」(17日~3月5日)の公開稽古に参加。休憩時間にテレビで見たという石田は「すごいよね。出演者全員が羽生君になった気持ちで、羽生君ばりにノーミスでやりたい」。「熱海-」は1973年初演のつかこうへい氏の代表作で、石田は熊田刑事、味方良介(25)が木村伝兵衛部長刑事、木崎ゆりあ(22)が警官水野を演じる。