男子フィギュアスケートの10年バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔氏(31)が17日、フジテレビ系「スポーツLIFE HERO'S」(土曜深夜0時35分)に出演し、観客席で号泣したことを明かした。

 「歴史的な瞬間に立ち会えて、本当に幸せでした」と話した高橋氏は、羽生結弦、宇野昌磨が金、銀ダブル表彰台を決めた瞬間について、「演技の最中は応援で精いっぱいで涙は出なかったんですけど、(得点が出て)ワンツーが決まった瞬間、涙があふれてきましたね。本当にうれしかったですね」。さらに表彰式についても「全国民が待ちに待った『君が代』が聞けて感動的な1日でしたね」と感慨深そうに話した。

 ハイレベルの争いとなった今回の五輪について「恐ろしい時代になったなとあらためて思いました」と振り返り、その要因を「2種類以上の4回転ジャンプを跳ぶようになったこと」と分析。「どこまで進化するのかな」とため息まじりに話した。今後のフィギュアスケート界の展望について聞かれると「これ以上どう進化するんでしょうかね」と想像がつかない様子だった。