米歌手マリリン・マンソン(49)が、15日に米ニューヨークで行った公演中にわずか数曲でステージを降りるトラブルがあった。

 冒頭から様子がおかしく、酔っぱらっているようにも見えたというマンソンは、ほとんど歌とはいえないようなパフォーマンスでかろうじて数曲を歌った後、突然マイクを置いてステージを降りたという。マンソンにとっては、昨年9月30日に同地での公演中に舞台のセットが倒れて下敷きとなり、病院に搬送される事故以来となる公演で、この日を待ちわびていたファンからはブーイングがあがっている。

 観客によると、「愛が足りない」「俺を愛してくれ」など独り言のように話し続け、フラフラで明らかに普通の状態ではなかったという。「まともに歌ったのは4曲もなかった。今までみた中で最悪なコンサートだった」とコメント。多くのファンが、「悲しい」「チケット代を返して」などとSNSに不満を書き込んでいる。

 マンソンの代理人は、この件に関してコメントを出しておらず、理由は不明。(ロサンゼルス=千歳香奈子)