米歌手ファーギー(42)が18日、米ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われたNBAオールスターゲームで披露した国歌が批判の的となっている。試合前に国歌を熱唱したファギーは、独自のアレンジを効かせてセクシーに歌いあげたが、満席の観客席からは失笑が漏れ、出場選手らも苦笑いする様子も見られたという。ジャズ風にアレンジされた2分半のファーギー版国歌斉唱を聴いた多くの人が、「史上最悪のパフォーマンス」とSNSで酷評し、炎上する騒ぎに発展している。

 元NBAスターのシャキール・オニールが、「ファーギー、愛してる。変わっていたけど、セクシーだった」と擁護するも批判は収まらず、ファーギーは芸能情報サイトTMZで謝罪文を発表した。「NBAのために何か特別なことをしたいと考えました。芸術に関してはどんなリスクも恐れないけど、今回のアレンジは自分が思い描いていたものとは違っていました。私はこの国を愛していますし、うそ偽りなく最善を尽くしました」とコメント。これに対し、「謝罪する必要なんてない」と言う声も上がっているものの依然として厳しい批判にさらされている。大みそかのカウントダウンイベントで大失態を犯して酷評されたことのある歌手マライア・キャリーは、TMZに「ダーリン、誰もそんなこと聞く必要はないわよ」と語り、ファーギーを擁護している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)