韓国の14人組男性アイドルグループ、Apeaceが23日、仙台PITで単独公演を行った。

 2011年3月11日に東日本大震災が発生。日本で暮らす外国人の多くが出国をする中、メンバーたちは「困難な時だからこそ、僕たちに出来ることがあるはず」と決意をし、同5月に日本デビューをした経緯がある。

 「いつの日か、東北の地で自分たちのステージをやりたい」とずっと思い続けていたが、震災から7年の年月が経過したこの日、長年の思いがついに実現した。

 昼公演では、リーダーのゴンヒ(26)が「11年の時には、僕たちは被災地の皆さんに何もできなかった。今日は仙台に来ることができて幸せです。少しでも、皆さんに元気になってもらえればうれしい」と話した。

 最新曲「どこまでも続く道を…」の歌唱前には、ワンチョル(25)が「皆さんとの絆を大切にして、これからも前に進みたい」とあいさつ。Apeaceとして、ファンとともに同じ道をずっと歩んでいきたいという強い思いを口にした。

 公演は昼夜の2回実施。どちらも約2時間でオリジナルやカバーなど18曲を披露した。

 また、この日午後には、日本デビュー7周年記念公演を5月27日に名古屋・テレピアホールで行うことを発表した。