フジテレビ系月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」(月曜午後9時)の23日第3回の平均視聴率が9・1%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べでわかった。初回は9・4%、第2回は7・7%だった。

 長沢まさみ(30)演じるコンフィデンスウーマン(信用詐欺師)が、東出昌大(30)小日向文世(64)らが演じる詐欺師とチームを組み、欲望にまみれた悪人たちから大金をだまし取る姿を描く。同局看板ドラマ枠「月9(ゲツク)」に主演するのは、07年「プロポーズ大作戦」以来11年ぶり。今回はキャビンアテンダントや秘書、海外の大物女優など、さまざまな職業の女性に扮(ふん)する。

 第3話は、石黒賢がゲスト出演。石黒が演じるのは、古今東西のあらゆる芸術作品に精通した美術評論家であり、アートビジネス界の権威・城ケ崎善三(じょうがさき・ぜんぞう)。城ケ崎は、テレビの美術品鑑定番組に出演するほど有名な一方で、その名声と鑑定眼を悪用し、価値ある美術品を安く仕入れては高く売りさばき、私腹を肥やしている悪徳美術商で、おまけに女癖が悪いという人物。これまで、どちらかと言えば、さわやかな役柄を演じることが多いイメージのある石黒が、そのイメージとは対照的な役柄を演じた。

 23日のあらすじは、ダー子(長沢まさみ)たちは、新たなターゲットとして高名な美術評論家の城ケ崎(石黒賢)に狙いを定める。城ケ崎は独学で古今東西のあらゆる芸術作品を学び、バブル崩壊後に行方不明になっていたいくつかの名画を発掘して名をはせ、今では、美術品を鑑定する冠番組まで持っていた。しかしその本性は、女癖が悪い上に、持ち込まれた美術品の価値を偽って安く買い上げ、裏社会の顧客にひそかに売却して大もうけをしている欲と金にまみれた男性だった。