女優寺島しのぶ(45)が26日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で、日米合作の主演映画「オー・ルーシー!」(平柳敦子監督、28日公開)の会見に出席した。

 この日は、11年前に夫でアートディレクターのローラン・グナシアさんとの挙式した記念日。寺島は「結婚11年目を迎えた今日のこの日に、ここに出席できたのはうれしいです」とあいさつした。

 OLの節子が、好意を抱く英会話教師を追って米国に渡る物語で、日本とロサンゼルスで撮影を行った。寺島は「飛行機に乗って、せま苦しい日本を脱出して広大な土地に行ったら、どんどん気分が高揚した。(監督の)敦子さんは断然アメリカの方がきれいに見えた、と言っていた。節子も自分も解放されてすごく楽しかった」と振り返った。

 同作は今年、米インディペンデント・スピリット賞で新人作品賞と主演女優賞にノミネートされた話題作。寺島は1日半の弾丸で、同映画祭参加したことを振り返り「アメリカって映画の国だなあと思った。アカデミー賞もあれば、インディペンデントの賞もある。映画を盛り上げてくれる熱を感じた。現場でしか分からない熱があると思ったので、1日半でも収穫は大きかったです」。