プロ野球の元日本ハム監督で大腸がん闘病中の大島康徳氏(67)が、余命1年と宣告されていたことを明かした。

 大島氏は7日、「お知らせしていなかった余命について」のタイトルでブログを更新。同日出版された書籍「がんでも人生フルスイング」(双葉社)の帯で明かされた余命宣告についてブログ読者に知らせていなかったことをわび、「手術前に私が先生から伺った余命は(このまま手術も治療もしなければでありますが)1年でありました。本来ならば私を支えてくださる皆様に最初にお知らせすべきところでしたのに…大変申し訳なく思っております」とつづった。

 大島氏は昨年、大腸がんを患っていることを公表。肝臓に転移しており、最も病状が重い「ステージ(病期)4」の状態だと明かしていた。

 手術から1年が経過し、現在も抗がん剤治療を続けている大島氏。今回、余命宣告を公表したことで「不思議と、胸のつかえがひとつ取れたような気がしています」と心境を明かし、「私はこれからも変わらずに顔を上げて、前を向いて家族とともに歩いていきたいと思います。皆様、今後ともどうぞよろしくお願い致します」と呼びかけた。