元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(52)が、日大アメリカンフットボール部指導者の会見で注目を集めた司会者の対応に「事態の重大さをわかっていない」と批判した。

 内田正人前監督(62)と井上奨DLコーチ(30)が23日に行った会見で、司会を務めた日大広報部職員が何度も会見を打ち切ろうとして、報道陣と言い合いになる場面が繰り返された。報道陣から飛んだ「あなたの(打ち切り)発言で日大のブランドが落ちますよ!」との怒りの声に対し、司会者が淡々と「(ブランドは)落ちません」と答えた場面では会場に笑い声がもれた。

 長嶋は金曜コメンテーターを務める25日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、この司会者の対応に「笑ったね。怒り、あきれを通り越すと笑うっていうことがわかりましたね」と冷笑。「火にガソリン。油じゃないよ。エクスプロージョンだね。事態の重大さをわかっていない。『なんとなく記者会見やっておけば、(記者は)来ても来なくてもいい』みたいな。ほんとに“ピントぼけ老人”ですよね」と、この対応が事態を爆発的に悪化させたと語り、テレビ朝日報道局コメンテーター室解説委員の玉川徹氏も「広報の方の対応が、日大アメフト部だけの問題を、日大の問題にしちゃったような気がする」と述べた。