タレントの中山秀征(51)が、お笑い芸人の今田耕司(52)との過去の確執について語った。

 中山は14日深夜放送のフジテレビ系「おかべろ」に、事務所の後輩であるお笑いコンビ、ザブングルの松尾陽介とともに出演。ナインティナイン岡村隆史と初めて共演した93~94年放送の深夜生放送番組「殿様のフェロモン」の思い出を振り返った。

 中山は「殿様の-」で一緒にMCを務めた今田との確執が長年うわさされていたが、「考え方が違ったわけですよ」と認めた。当時、多くのレギュラー番組を抱える売れっ子だった中山は「楽しく飲みながら」という姿勢で同番組に臨んでいたが、対する今田は上京したばかりで血気盛んな時期。当時の今田について岡村も「めっちゃ怖かった。楽屋とか行っても、特にしゃべってもくれはらへんし」と語り、「当時ホンマに思ってたんですけど、空気悪い。(視聴者には)楽しそうに見えてるかもわからへんけど、番組内の空気悪い。今田さんとヒデちゃんもなんか空気悪い」と振り返った。

 中山は出演者たちと仲の良い雰囲気を出そうと「ヒデちゃん」と呼んでと今田に持ちかけたが、今田はかたくなに「中山くん」で通していたという。「バチバチで、初めてこんなに人とうまくいかないと思った。それまで、どっちかというと楽しくやればなんとかなると思ってたんだけど、最後の最後までそうならなくて、それっきり今ちゃんと会うこともなくなった。10何年、仕事で会うこともなかった」と、周囲が気を使ったことで“共演NG”となっていたと語った。

 しかし松尾が、今田から当時のことを反省しているとの話を聞き、中山との間を取り持ったという。中山は約20年ぶりに今田と再会し、確執が解消されたと語った。