がん闘病中の元プロボクサーでタレントの竹原慎二(46)が、診察当初に誤診があったとして当時の主治医や病院を相手取って起こした医療過誤裁判の進捗(しんちょく)を報告し、相手側の心無い対応に「頭にきたと言うかつくづく情けない人だと思う」と憤った。

竹原は15日更新のブログで、この日受けた検診を無事にクリアしたことを報告。ぼうこうがんの手術を受けてから4年4カ月が経過し、「ついに5年目を迎える やっとゴールが見えてきた このまま気を抜かず突っ走る」とつづった。

竹原は13年、「頻尿」の症状があらわれたことで友人である内科医・A医師の診察を受け、「ぼうこう炎」と診断されたという。その後も1年の間、前立腺炎や前立腺肥大と診断され続け、薬を処方されるも効果がなく、症状は悪化。14年に別の病院を受診し、ぼうこうがんだと判明した。竹原は16年7月16日のブログで、A医師との当時のやりとりを明かし、「僕のような被害者を二度と出してはならない」と告発した。

今回のブログで「1年以上続いてきた医療過誤裁判の方も終盤に差し掛かってきた」と報告。現在は裁判所から双方に和解を勧められている状況だという。「結局はどこかで折り合いをつけなくてはいけないとは思っている」という竹原だが、相手側からは「ウチの病院には落ち度がない」と回答があったと明かし、「これが誤診じゃないと どう言うのが誤診なのか俺には分からない T病院とA医師 頭にきたと言うか つくづく情けない人だと思う」とつづった。