女優川栄李奈(23)が、11月10日放送のフジテレビ系「世にも奇妙な物語’18秋の特別編」(午後9時)の中のホラードラマ「クリスマスの怪物」に主演する。

直木賞作家・朱川湊人氏の短編集「水銀虫」に収録されている「薄氷の日」が原作。クリスマスイブに主人公の女性に降りかかる恐ろしい出来事をホラーテイストたっぷりに描く。

主人公・小野寺奈央はクリスマスイブに恋人からプロポーズされるのを期待している24歳のジュエリーショップ店員。一見、順風満帆に見えるが、実は7年前に起きたある事件のトラウマ(心的外傷)を抱えているという役どころ。奈央の恋人の温厚でスマートな性格のIT社長・緒方良輔を本郷奏多(27)が演じる。奈央には、7年前のある事件から、クリスマスイブになると必ず現れる、不気味な装いの怪物の存在がある。ボロボロのコートを羽織り、背中が大きく曲がっている醜い姿の怪物だ。

川栄は「怖かったです。そして、過去の行いは、いつか自分に返ってくるというテーマ性を感じました。台本を読んだとき、『この怪物ってどういう存在なんだろう』っていろいろ想像を巡らせていたのですが、昨日、撮影現場で不気味なルックスを目の当たりにしまして。想像以上に怖かったです(笑い)。しかも深夜、自宅の前でつえをついた怪物に『赤鼻のトナカイ』を歌われて(笑い)。クリスマスのハッピーソングのはずが、放送を見るのが怖いですね」と話している。