韓国の男性7人組ヒップホップグループ「BTS(防弾少年団)」が13日、東京ドームで、初のドームツアー公演初日を終えた。

関係者によると、約3時間のライブの最終盤。“原爆Tシャツ”を着て、騒動の発端になったジミン(23)は「このような状況なので、アーミー(ファンの総称)の皆さんだけでなく、全世界の多くの皆さんが驚かれ、ご心配されたと思います。僕たちはこれからも会える機会がたくさんあると信じています。今日、皆さんとした初めての東京ドーム公演を忘れられないと思います」と騒動について謝罪した。

ジミンが以前着ていたTシャツに原爆投下時の画像がプリントされていて騒動になった後、他のメンバーが過去にナチス親衛隊の記章をあしらった帽子をかぶり、コンサートでナチスを想起させる旗を掲げたとして米ユダヤ系団体が非難。「日本の人々とナチスの被害者に謝罪すべき」と、所属事務所にも公式な謝罪を求めていた。

ツアーは14日も同所で行い、今月21、23、24日は大阪、そして来年1月に名古屋、同2月に福岡の4都市で9公演を実施。約38万人を動員する予定だ。

“原爆Tシャツ”の影響で、今月9日放送のテレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション」の出演が取りやめになったが、ドキュメンタリー映画「Burn the Stage‥the Movie」は予定通り15日に公開される。