美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(73)が、テレビ朝日系ドラマ「相棒」に登場して物議をかもしている薬物依存症の女性キャラクター「シャブ山シャブ子」をめぐる議論に言及し、自身の見解を示した。

7日放送の「相棒 season17」の第4話に登場した同キャラクターをめぐり、ネット上では女優の演技を絶賛する声が多数上がったが、一方で、依存症の治療に関わる医師などからは、実際の薬物依存症患者の言動からかけ離れているとの反論もある。また、14日に開かれた衆院厚生労働委員会で、根本匠厚労相が薬物依存症患者について「正しい理解の普及に努めたい」と言及する一幕があった。

高須氏は、市民団体や研究者らでつくる「依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク」が、問題のシーンについて、薬物依存症患者への偏見を助長するとしてテレビ朝日に抗議文を出したとの報道を受け、15日にツイッターを更新。「全ての依存症は病気です。病人差別はいけません。しかし区別は必要です。貧しい依存症の方々が犯罪を犯す可能性は高いと思います」と持論を展開した。

また、「研究者の方々は個人を見ておられますが、現実の社会を見ておられないと思います」と指摘。「病人は健常者と違うという常識を再確認すべきだと思うのですが。違いますか?」と問い掛けた。