乃木坂46の井上小百合(24)が14日、都内で、初写真集「存在」(光文社)の発売記念イベントを開催した。

写真集は今年秋、グループ初となる全編スイスロケを行い撮影した。「想像をはるかに超えた美しい国でした。仕事で行けなかったら、一生行けなかったかもしれない」と感謝した。ジュネーブやチューリヒ、ローザンヌなどを約1週間かけて訪れた。「すごく寒かったんです。朝からおばあちゃんが水着で湖に飛び込む姿を見て、どん引きしました」と笑った。

「アルプスの少女ハイジ」の舞台としても知られるマイエンフェルトでは、アルプスの絶景をバックにヤギやニワトリたちと触れ合い、ハイジの家でラクレットも食べた。「ヤギとたわむれたり、ギュッとしたいと思っていたんですけど、意外に野性的なヤギでした。すごいけんまくで襲ってきました」と苦笑い。「体を張って撮影しました。命がけでえさをやるシーンを撮ったので、見てほしいです」とアピールした。

初のランジェリーショットや、水着での撮影にも挑戦した。緊張したり、抵抗があったりしなかったか聞かれると、「すごくありました。今まで、薄着とかで人前に出るのも苦手だったので」と答えた。それでも、「殻を破って、頑張ったと思います。多分これが最初で最後だと思います」とほほえんだ。

テレビ東京系「乃木坂工事中」で共演しているバナナマンの2人にも、写真集を見せたという。井上が同番組内で「スイスで写真集を撮りたい」と訴えたことが実現したため、バナナマンからは「かなってよかったね」と祝われたという。「水着のページを見て、『いいね、いいね』と言ってくださったので、逆に恥ずかしくなって、『閉じてください!』と言っちゃいました」と笑った。

この日は24歳の誕生日。「不思議な感じです。こんな人生になるとは思っていなかったです」と笑顔。発売日の今月12日が、24年前の井上の出産予定日だったという。「お母さんが『24年前の待ちに待った日と同じ日に、こうして写真集も出せるなんて』と喜んでくれました」と明かした。

乃木坂46には、今年8月に「坂道合同オーディション」を合格した4期生11人が加入したばかり。「みんなすごくかわいくて、びっくりしました。10歳年下の子とかもいて、話したりするのは不安だったんですけど、みんなすごくしっかりしています。ダンスとかも頑張っていて、『インフルエンサー』踊っているのを見て、すごいなあ、と感心しています」と話した。